シミュラークルとインフォデミック

情報拡散について、以下のような記事があり、とても面白く勉強になりました。

SNSがもたらした情報の広がり方をモデル化する

この記事では、シミュラークル型の情報拡散について考察しており、シミュラークルとは、SNSにおいて、誰が始めたのか分からないが、みんながまねをし始めてしまうようなビジュアルのイメージ(写真や動画、あるいはその他の記号)としています1)https://dentsu-ho.com/articles/7304(2021/3/3閲覧)。
昨今のコロナ禍での雰囲気的なものにも共通しているようにも感じます。終わりの見えない相手に対して、様々な負のイメージがSNS上で拡散し、陰謀論や根拠の薄い情報が蔓延してきているように感じます。

ソーシャルメディア上での健康関連の誤情報の拡散について調べたシステマティックレビューでは、誤った情報の方が正確な情報よりも人気が出やすいという可能性があり、誤情報の方がみんながまね・拡散したくなりやすいのかもしれません2)Yuxi Wang.et.al.Systematic Literature Review on the Spread of Health-related Misinformation on Social Media.Soc Sci Med. 2019 Nov; 240: 112552.PMID: 31561111
そのため、SNS上で拡散されている情報は、「拡散=大衆の意見」とはならず、きちんとその意見の根拠・リソースが明確になっているかを確認していくことがとても大切になるのではないかと思います。

情報を取得することに関しては、とても便利な世の中になっています。ただ、その情報の信頼性については、様々です。ネットの急速な普及に反して、リテラシーの醸成は追い付かず、インフォデミックな状況が起こりやすくなっているのかもしれません。その意見の根拠を探したり、複数の意見を見比べていくことがとても必要かと思います。

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1. https://dentsu-ho.com/articles/7304(2021/3/3閲覧
2. Yuxi Wang.et.al.Systematic Literature Review on the Spread of Health-related Misinformation on Social Media.Soc Sci Med. 2019 Nov; 240: 112552.PMID: 31561111

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