心血管疾患者への服薬アドヒアランスに対するmHealthの役割

The role of mHealth for improving medication adherence in patients with cardiovascular disease: a systematic review.
Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes. 2016 Oct 1;2(4):237-244.
PMID: 29474713

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5862021/

≪論文のPICO≫

:心血管疾患患者
I/C:mHealth介入と比較
:服薬アドヒアランス
※mHeaith:モバイル端末を利用した医療・公衆衛生の実践。

≪批判的吟味≫

レビュアーは、2人が独立して行ったとしています。
英語以外の研究も除外したとしており、出版バイアスに関する記述はなさそうでした。
元論文の評価は特にしていなさそうでした。
異質性に関する記述も見受けられませんでした。

≪結果≫

10個の論文が基準を満たしていました。

8つの論文では、mHealthとして、テキストメッセージを採用。
テキストメッセージの内容としては、健康教育、処方された薬を服用するためのリマインダなどのメッセージのようです。
SMSの利用から、電子配薬BOXと連動したメッセージ機能などがあるとのことです。

2つの論文では、医療従事者側への機能でした。
スマートフォンベースの電子意思決定支援システムによる、患者評価に従った薬物治療と生活習慣の改善に関する提案を受けれるようです。

服薬アドヒアランスについては、疾患ごとに評価しており、いずれも効果は出ているようでした。詳しくは本文を参照してください。

≪感想≫

自動メッセージでも服薬アドヒアランスが上がる可能性があるというのは少し意外でした。
電話のほうがより効果はありそうなイメージですが、全員にとなったら人事コストはやはりかかりそうですよね。
今後、AI技術が進み、今回のようなmHealthのような機能がどんどん増えていくかと思います。特に薬局薬剤師には投薬後フォローのような仕事の需要が高まってきている背景もあります。電話でなくても自動メッセージでも効果が出るかもしれないなら、算定条件を満たすかどうかはわからないですが、このような技術も、根拠がある場合はどんどん利用していくべきではないかなと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です